お知らせ
年の瀬、相馬
若旦那です。
年末年始に向けて、魚を捌きまくっております。
おかげさまで、たくさんのご宿泊、ご来館のご予約を頂戴しております。
お客さまに感謝申し上げます。
さて、年末といえば、「アレ」です。
気持ちよくご利用いただくために、今年も実施しました、大掃除!
館内を、従業員総出で清掃します。
始める前の気合を入れようと、朝のお膳越しに、のぼり立ての太陽を。
2階の食堂、ことしは何人のお客さまを迎えたことでしょう。
完全に日が上り、お客さまのお食事も終わったところで、さぁ清掃開始です!
身軽な若女将の様子をどうぞ
↓
ピカピカになった廊下です。
ポスターも映える。
清掃も順調に進んだところで、私はまた調理場に戻って魚と格闘。
残り少ない2023年となりますが、従業員一同、心をこめて仕事にあたりたいと思います。
本年の皆さまの御厚情に感謝いたしますとともに、新たな年も引き続きの御愛顧をよろしくお願い申し上げます。
2023年12月29日
ホテルみなとや 若旦那・若女将
クリスマスの浜焼き
若女将です。
今年も残すところ、あと3日となりました。
本日は、3日前のクリスマスに実施した、今年最後の浜焼きの様子をお伝えしたいと思います。
ホテルみなとやも所属する「松川浦ガイドの会」のメンバーとともに、相馬の復興を願っていつも集まってくださる
「東京大学相馬プロジェクト」の皆さまをお迎えしました。
この日の天気情報、服装指数は「ダウンジャケットと手袋がお勧め」、肌乾燥レベルは「超警戒」!
浜焼きは、みなとやの駐車場にテントを張って行います。
当然、外。
お客さまに寒い思いをさせてなるものか、と総動員しました。
↑
これも
これも
↓
暖をとれるものの準備は万端。
食材も、
地場産ホッキを天ぷらにしたり、
相馬沖のとれたてカレイを、ご自身で串焼き体験をしながら焼き上げていただきました!
締めは、定番の焼きおにぎり。
浜焼きには登場しませんでしたが、ただいま相馬では、獰猛な歯を持つタチウオも水揚げされています。
料理長の掌ほどの太さの、キラキラと輝く身の美しさ!
夜の帳が下りたころ。
思わず外階段からも撮りたくなるくらい、テントからもれるオレンジ色の光は、とても暖かな雰囲気を醸し出していました。
あっという間に過ぎた2023年を振り返ると、今年もたくさんのお客さまが松川浦に足を運んでくださいました。
松川浦の魚を食べながら、漁師やわたしたち相馬に暮らす者の話を聞いていただくお食事会も、たびたび開かれました。
その度に、みなとやの屋上から、松川浦の眺めを楽しんでいただけたことが、うれしかったです。
足を運んでくださる方お一人おひとりに、本当に元気とやる気をいただき続けた毎日でした。
浜焼きは、2024年も継続して実施します。
お客さまのご要望に沿ったスタイルで対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
さて、お客さまと過ごした楽しい日々を思い出しながら励んだ「アレ」が、2023年最後のブログのネタです。
明日をどうぞ、お楽しみに!
(若女将)
冬の味覚と年末感
おはようございます、若女将です。
昨日も今日も、どんよりした空が広がる相馬です。
朝、雨の中を漁から戻る船。
今日はなにが獲れたのでしょう。
昨晩は、宴会とお泊まりのお客さまで賑やかなみなとやでした。
雨のまま夕方を迎え、空もほの青く変わりました。
角地に建つホテルですので、入り口はひときわ明るく目立つようにお客さまをお迎えしたい。
掃除にも念を入れています。
冷たい雨の中、松川浦の魚をもとめてご来館くださったお客さまへの精一杯のおもてなしが、料理長が腕を振るう料理です。
この時期は相馬名産の福とら目当てのお客さまが多数お見えになります。
通常フグは、鋭い歯を切り落とされた状態で競りにかかりますが、いつもと違うルートで仕入れた今日の天然トラフグは歯がついていました。
噛みつかれたらたまらない、フグの歯がこちら↓
写真で伝わりますでしょうか。
フグは本当に獰猛で、複数匹を同じ水槽に入れておくと、相手に噛みつくことがあります。
尾ひれのすぐ上を噛まれたフグ。顔も噛まれてしまいました。
みなとやの冬の人気かつ定番の品の一つ、「三種の天然とらふぐ皮のみぞれ和え」には、さめがわ・とうとみ・みかわを使います。
初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、皮にもそれぞれ部位ごとに呼び名があるのです。
おかげさまで、年末に向け忘年会をはじめ、冬の味覚・福とらを食べたい!松川浦の魚を堪能したい!というお客さまのご予約をたくさんいただいております。
ホームページのトップ「ご予約状況」をご確認のうえ、直接お電話にてお問合せ・ご予約をお待ち申し上げます。
(若女将)
松川浦名産、アオサの収穫が始まりました!
若女将です。
本日12月13日、待望のアオサ(ヒトエグサ)の収穫が始まりました。
日の出前、養殖の海苔棚に向かう船をパチリ。
みなとやの目の前の湾に、海苔の養殖場があります。
全室オーシャンビューのみなとやは、どのお部屋からでも海苔棚がよく見えます。
船が海苔棚で作業を始めてから間無しで、冬の一日を力強く照らす太陽が昇りました。
松川浦産アオサの競りは、松川浦潮干狩遊漁券発売所で行われます。
それがこちら。
いつもは10時から始まる競りを見ようと思っていたら今日は少し早く始まったようで、すでに終わった後でした。
海苔の購入をお願いしている仲買さんが競り落とした、今季初の松川浦産アオサです!
しっかりとした形状で、良い海苔だな〜とじっくり見つめてしまいました。
今日は1,130キロが収穫され市場に出荷されたそうで、来年5月までアオサのシーズンが続きます。
みなとやでは朝食のお味噌汁にたっぷりアオサを使い、お客さまにも大変ご好評をいただいております。
若女将特製の佃煮もございますので、ぜひお土産にお持ちくださいませ。
東日本大震災からの12年半
若女将です。
今月末、東京都新宿区のサンモールスタジオで上映される映画に、語り手として出演させていただきました。
映画のタイトルは『1/10 Fukushimaをきいてみる 2023』。
福島県田村市の女優・佐藤みゆきさんが、福島に関わるさまざまな人の話を聞くドキュメンタリーで、10作品目にして最終版となります。
震災当時から、私の立場や私なりの言葉を、いつもゆっくりと聞いてくださるみゆきさん。
監督は、「築城せよ!」や「ハイスクール革命!」で知られる古波津陽さんです。
東日本大震災から、12年半が経ちました。
忘れずに思っていただけること、本当に感謝しています。
何度も相馬に足を運び、話を聞いてくださったことが、どれだけ私の励みになったことか。
海を眺めては、気持ちを語る時間の大切さに思いが至ります。
いつか叶うなら、私たちの話を映画を通して聞いてくださった方々に会える日が来ますように、と願います。
上映日は12月29日(金)と30日(土)の2日間で、時間は以下の通りです。
12/29 14:00回・18:00回
12/30 13:00回・17:00回
開場は各回とも30分前から、上映時間100分+トーク30分となっております。
各回定員は70名の事前予約制で、鑑賞料金は無料です。
詳細は以下からご覧いただけます。
https://fukushima-ask2023.peatix.com
今晩は寒いですが空気が澄み、オリオン座がきれいに見える相馬です。
若女将