お知らせ
全室禁煙化しました
台風7号の進路に気を揉んだお盆休みが明けました。
8月いっぱいは夏休みのご利用で満室や貸切の日がございますが、秋に向けたご予約も少しずつ入り始めています。
このほど、以前から進めておりました全室禁煙化が整いました。
各部屋に置いてあった灰皿をすべて撤去し、喫煙場所を2箇所に設置。1箇所は1階南側ロビーの外スペース、もう1箇所は2階北側の窓際となります。
(下の写真は1階喫煙所)
この数年、みなとやではWi-Fiの設置や大浴場の改修など、快適なご利用に向けた改善を進めています。
(その一環で全室に空気清浄機を設置しました)
お客さまからのご意見・ご要望に耳を傾け、「何度も泊まりたい宿」を目指してまいります。
(若旦那)
パワーの源
台風の影響か、連日の酷暑が少し落ち着いている相馬です。
昨日は全館貸切で、小学生の団体様御一行にお泊まりいただきました。
大人28、こども31の計59名様!
滅多にない人数です。
みなとやから車で約10分の場所に、ソフトボール場とサッカー場、グラウンドゴルフ場があります。
今回のご利用は、福島県は中通りの二本松市からお越しのソフトボール少年団の皆さま。
こうしたスポーツ合宿等の受け入れも行っておりますので、人数や食事など、お気軽にご相談ください。
しかし、昨日のチェックイン後の玄関は壮観でした!
ご覧ください、ずらりと並んだスポーツシューズ。
館内に満ちる元気な声は、私たちのパワーの源でもあります。
なんだかうれしくなりました。
(若旦那)
旅の途中で
昨日の山の日から、お盆休みが始まった方も多いのではないでしょうか。
本日のみなとやは、小学生たち55人がご宿泊です。
もちろん全館満室、賑やかな夕食どきが想像されます(ただいま仕込みの真っ最中)!
1階ロビーの一角に、相馬の観光名所やイベントのチラシ等さまざまなパンフレット類が並ぶラックがあります。
この春から、ラックの一隅に「何でも自由帳」を置きました。
時間をみつけて読むのを楽しみにしている自由帳。
こころのところ開いていなかったな、と思いひさびさにページを繰りました。
食事の感想やイラストの書き込みを見つけて、しばしほっこり。
旅の途中で残す記録。
携帯で写真を撮って、ご自分の思い出にする方はたくさんいらっしゃると思います。
この自由帳は、わたしたちに宛てられた手紙のようなもの。
いつまでも手元に残し、見返すのが楽しみです。
いつかまた、みなとやにお越しくださいませ。
変わらずに、わたしたちはこの場所で皆さまをお待ちしたいと思います。
(若旦那)
小田原とのご縁
足早に駆けていった7月も今日が晦日。
伝統行事・野馬追も最終日、昨日の甲冑競馬と神旗争奪戦にはおよそ2万8千人もの観客が集まったそうです。
今月はじめのことですが、神奈川県小田原市から22名のお客さまに宿泊いただきました。
小田原は、東日本大震災をきっかけに深いご縁が生まれた場所。
2011年の5月から7週間にわたり、市民ボランティアの計96人が相馬を訪れ、当時避難所になっていたスポーツアリーナそうまの裏の中央公民館(現・千客万来館)に宿泊し、毎日ボラセンに通って泥かきや避難所での配膳、写真洗浄などさまざまな活動にあたってくださいました。
震災後も毎年相馬を訪れてくださる方がいるほど、交流が続いています。
浜の駅松川浦にかかっているモミの木の看板や、相馬市役所のヒノキポストは、小田原の報徳の森プロジェクトから寄贈されたものです。
今回のご宿泊は、当時の市民ボランティア参加者を中心とした方たちで、その様子が小田原の地域情報紙「タウンニュース小田原・箱根・湯河原・真鶴版」に掲載されました。
https://www.townnews.co.jp/0607/2023/07/22/688984.html
震災当時、避難所で生活していた私は今回ご宿泊のボランティアの方とも面識があり、しみじみと12年という年月を考えました。
東日本大震災後、何度も起きる地震を体験し、もう二度とあの時とおなじ思いはしたくない、と毎回願います。
12年前のあの時、ホテルみなとやの営業を続けるかどうか社長が決断するまでは、ただただ下を向いて待つことしかできませんでした。
一つひとつの出来事が、今でも鮮明に思い返されます。
いまこうして、みなとやにいられることに喜びを感じない日はありません。
それは、相馬に何度もなんども足を運んでくださる小田原の皆さまをはじめ、みなとやを訪れてくださるお客さまが教えてくれたこと。
みなとやの前でまた笑って写真を撮れる日が来るなんて、あの時は想像もできなかったことです。
この12年で皆さまに教えていただいた人への感謝の気持ちをもっと考え、成長しながらがんばっていきたいと思います。
今日も暑い相馬です。
そして明日からは早や8月。
夏の盛りに一層の笑顔で、お客さまをお迎えしたいと思います。
(若女将)