お知らせ
2023 / 06 / 16
久しぶりの場所
前回の続きです。
ホームページ用の写真撮影のためにみなとや周辺をまわった足で、「鵜ノ尾崎地蔵尊」と「へりおす乗員之碑」を訪れました。
ここは、みなとやから磯部方面に向かって松川浦大橋を渡り、鵜の尾岬トンネルを出てすぐ左手の駐車スペースから歩いて行けるところ。
ホテルから見ると、本当に目の前。
こんもりした緑の一角がこの場所です。
若女将がお嫁に来てすぐのころ、大女将に連れて行ってもらった場所でもあるそう。
久しぶりに訪れた、とのことでした。
かつては100体を超えるお地蔵さまがいたそうですが、東日本大震災の津波で流失してしまいます。
その後石材屋さんが捜索、取り出し作業を行い、現在では52体のお地蔵さまが静かに佇んでいます。
さらにゆるやかな石段を右手に上がっていくと、突端に「へりおす乗員之碑」が見えてきます。
1986年、相馬市の鵜ノ尾崎沖合で海洋調査船「へりおす」が沈没するという海難事故がおきました。
9人の乗員は全員が20〜30代の若者でした。
一人ひとりの名前が刻まれた慰霊碑は、静かに海を見ています。
灯台を眺めて
(写真右上にブレて写っているのは、この日とっても熱心に近くまで飛んできてくれたハチさん)
またゆるやかな階段を降りました。
気持ちよくまっすぐに伸びる、全長5キロの大洲松川ライン。
車に乗り込もうと、ふと空を仰ぎ見ると、ゴジラのような形の雲。
この日記を書いている6月16日は、奇しくもへりおす号の海難事故が起きた日。
平穏無事に過ごせる今日に感謝して、いつものようにお客さまをお迎えしたいと思います。